【夫婦フルリノベ】水回りが何もない一室から、二人の “心地よさ” をカタチにした空間づくり

品川区G様リフォーム完成後のリビング

基本情報

物件種別マンション
施工期間約1.5か月
工事内容フルリノベーション
築年数/構造築17年/鉄骨造
施工費用450万円(当時の価格)
お引き渡し時期2010年3月

リフォームのきっかけ・お悩み

今回ご紹介するのは、品川区にお住まいのご夫婦、G様のリノベーション事例です。

このお部屋は、もともとご夫婦の親御様が所有するビルの一室でした。それまでテナントとして使われていた部屋が空くことになり、ご結婚をきっかけに「そこに二人で住もう」と決められたのが、今回のリノベーションのはじまりです。

とはいえ、もとは事務所として使われていた空間です。備え付けられていたのはミニキッチンひとつのみで、お風呂もトイレも洗面も、暮らしに欠かせない水回りがまったくありませんでした。「新婚生活をスタートさせる場所を、ゼロからつくる」——お二人にとっても私たちにとっても、そんな挑戦のようなプロジェクトでした。

ご要望を伺うと、お二人からは「玄関、リビング、寝室があれば十分」というシンプルな言葉が返ってきました。当時20代だったお二人は、暮らしへの理想像をまだ明確に言葉にできていない、けれど確かな好みを持っている——そんな雰囲気を感じさせるご夫婦でした。

弊社からのご提案とこだわり

配管の位置から逆算した、無駄のない間取り

まず私たちが向き合ったのは、建物の構造上の制約でした。排水管が集まる場所は動かせないため、まずは水回りを軸にまとめることから間取りの検討がスタートしました。

そのうえで意識したのが、廊下を無駄なスペースにしないこと。かといって、玄関を開けてすぐに寝室やクローゼットの中が見えてしまうのも避けたい。動線と視線、その両方のバランスを取りながら、暮らしやすい配置をご提案しました。

玄関を開けた瞬間に、ちいさな驚きを

玄関を入ってすぐ正面にある斜めの壁は、実は当初、アクセントクロスを貼るご提案でお話を進めていました。しかし打ち合わせを重ねる中で「もっと質感のあるものにしたい」という方向に変わり、最終的にはタイル貼りへと仕様を変更。

扉を開けた瞬間にまずこのタイルが目に飛び込み、廊下を進むとリビングの気配が近づいてくる——そんな、玄関からの数歩に小さな期待感を持たせる仕掛けにしています。ちなみに、打ち合わせの初期にはサーフィンがご趣味というご主人から「サーフボードを飾りたい」というお話も出ていましたが、最終的にはこのタイルの壁が、お二人らしいエントランスの主役になりました。

収納は、暮らしはじめてから実感できる工夫を

水回りをまとめたことで生まれたスペースには、大容量のオープンクローゼットと、玄関の壁面収納を確保しました。一見すると目立たない部分ですが、荷物の置き場所に困らない暮らしは、住みはじめてからじわじわとありがたみを感じていただけるポイントだと考えています。

また、クローゼット内の壁紙は、あえて元々貼られていた壁材をそのままにしました。塗装や新しい壁紙を貼ることでコストが増えてしまうため、機能性を保ちながらも「自然な仕上がり」を大切にする選択をしています。

会話の端々から、お二人らしさを拾い集める

打ち合わせの中でお二人が語ってくれたご要望は、決して多くはありませんでした。それでも私たちは、部屋にあるものやふとした会話から、お二人がどんな時間を大切にしているのかを汲み取り、内装の仕様に反映させています。

象徴的なのが、トイレの壁紙です。トイレのような小空間は、当社にお任せいただく形で仕様を決めさせていただく場面も多くあります。今回も、追加のご料金をいただくことなく、当初のご予算の中で「お二人の雰囲気なら、きっとこんな柄がお好きなはず」という直感を頼りに、おしゃれな柄の壁紙をこちらで選定。

仕上がりをご覧いただいた際には、想像以上に気に入っていただけた様子で、私たちとしても嬉しい瞬間でした。押しつけではなく、お客様の暮らしをより良くするための提案の一環として、こうした小さな挑戦も大切にしています。

照明ひとつにも、ご夫婦の生活リズムを重ねて

浴室には、当時まだ一般的ではなかったダウンライトを採用し、水面をやわらかく照らす演出をプラス。これは弊社が独自にご提案した仕様で、暮らしの満足度を一段上げるための工夫でした。

さらにリビングには、明るさのシーンをあらかじめ登録できる調光スイッチを導入。ボタンひとつで、朝の支度時、帰宅後にお酒を楽しむ時間、映画を観る時間、音楽を聴く時間など、その場面に合った明るさへと切り替えられる仕組みです。お二人は共働きで、家にいるのはおもに夜。「限られたくつろぎの時間をより心地よく過ごしていただけるように」という思いを込めた提案でした。

G様お風呂のリフォーム後完成写真
G様リビングリフォーム後の写真

お客様の声と暮らしの変化

約1.5ヶ月の工事を経て、ミニキッチンしかなかったビルの一室は、新婚生活を心地よくスタートできる住まいへと生まれ変わりました。

玄関のタイル壁は「いいですね」と快くご納得いただき、完成後は扉を開けるたびに目を引く、一番のお気に入りスポットに。リビングの調光スイッチも共働きのお二人の生活リズムに寄り添い、日々のくつろぎ時間を心地よく彩っています。

お引き渡しから年月が経ってからも、外階段の塗装やちょっとした設備対応などで、長くお付き合いが続いています。施工後も何かあれば安心して頼っていただける関係でいられることは、私たちにとっても大きな喜びです。

お客様のご要望は、必ずしもすべて言葉になっているとは限りません。だからこそ、

会話の中にある趣味や雰囲気、生活スタイルから「本当に必要なもの」を汲み取り、期待を超えるご提案をする。
・住む人の人となりに深く寄り添い、暮らしの先まで一緒につくり上げていく。

それこそが、当社が目指すリフォームのかたちです。

完成後

G様リビングとタイル壁完成後
G様リビングとタイル壁完成後②

小松崎

今回のリノベーションは、お客様とのお打ち合わせから施工管理・お引き渡しまで、代表の小松崎が担当いたしました。最後に、G様より大変うれしいご感想をいただきましたのでご紹介いたします。

お客様の声

ご相談させて頂いた時から夫婦共々、小松崎さんの人柄に『この人なら二人の住まいを任せられる』と感じ、リフォームが完成した今、これまでを振り返るとやはりそれは間違いありませんでした。

顧客の立場で考え抜いたプラン作成から、わかりやすいビジュアル完成図イメージのプレゼン、予算内での無理のない見積もり、丁寧な施工と現場での指揮・監督、これまでの相談を含めた責任感あるご対応、そして住居の仕上がり、何をとっても私達夫婦二人にとって最高に心のこもったサービスを提供して頂きました。

(品川区・G様より)

G様、この度は大切な住まいづくりを当社にお任せいただき、本当にありがとうございました!

「まだ理想のイメージが固まっていない」
「何をどう伝えたらいいか分からない」

そんな段階からのご相談も、大歓迎です。 どんな暮らしがしたいか、ぜひお話をお聞かせください。お客様にとって本当に心地よい住まいのカタチを、私たちが一緒に考え抜きます。